最終章
脚本:八津弘幸 演出:六車俊治
龍也をDHでの死闘の日々に導いた戸田殺しの犯人がついに判明する。愕然とする龍也(斎藤工)。
裏切られた気持ちの龍也は真犯人とDHのリングで対峙。
そこへ駆けつける天馬(石田卓也)と沙紀(波瑠)。
事件の真相のひとつひとつが語られ、意外な事実が明らかになったとき、龍也が最後に出した答とは…?
神室町の日常が過ぎていく中、全てが終わり、あらたな始まりが。
第十章
脚本:八津弘幸 演出:六車俊治
二岡(波岡一喜)の台頭で次第に裏社会としての秩序を失い、DHの存続も危うくなった神室町。
DHから手を切るチャンスと、天馬(石田卓也)は龍也(斎藤工)を説得するが…。
龍也と沙紀(波瑠)が公園にいるところにやってきた竹中(中野英雄)は一枚の写真を龍也に見せる。
それに写っていたのは冴子(西原亜希)と泰山(岩城滉一)であった。
隠されていた龍也の家族の謎が明らかになる。
第九章
脚本:八津弘幸 演出:深迫康之
戸田殺しの真相を追う龍也(斎藤工)に新たな悲劇が襲った。
一連の事件の黒幕を、九鬼(永澤俊矢)にかわってDHを牛耳ろうという二岡(波岡一喜)とふんだ龍也は激しい怒りをおぼえ、復讐に燃える。
やがて姿を現した黒フードの大男・如月庸摩(平塚真介)。
二岡組の如月は、龍也と対立した過去があり、深い恨みを持っていた。
因縁の対決がDHのリングで幕を開ける。
第八章
脚本:八津弘幸 演出:村松弘之
龍也(斎藤工)に沙紀(波瑠)のボディーガードを頼んだ矢先、吐血する九鬼(永澤俊矢)。
九鬼は龍也に、このことは沙紀にはもちろん、誰にも言うなと口止めをする。
沙紀と行動を共にする龍也は、由理香(渡辺奈緒子)に呼ばれ、JEWELを訪れる。
そこで、二岡(波岡一喜)と繋がっている高山(清水昭博)の部下たちに、捕らえられそうになる沙紀。
龍也は沙紀の手を取り、その場を逃げる。
冴子(西原亜希)に店番を頼まれ、龍也は沙紀と一緒に店の手伝いをすることに。
笑顔で接客する沙紀を見て、龍也はなんとなく嬉しさを感じる。
しかし、そんな沙紀の様子を、店の外からじっと窺っている高山の部下たちがいた…。
第七章
脚本:八津弘幸 演出:村松弘之
天馬(石田卓也)の携帯に、DHの場所が記載された差出人不明のメールが届き、DHに潜り込んだ天馬と春斗(石黒英雄)。
九鬼(永澤俊矢)らに捕らえられるが、龍也(斎藤工)は、天馬たちの命を背負う約束を九鬼とかわし、二人は無事解放される。
龍也は戸田殺しのぬれ衣をきせられDHで戦わされていることを二人にはじめて告白する。
天馬は今まで一言も相談をしてこなかった龍也を許せなかった。
今回の龍也のDH対戦相手はDH初参戦の謎のファイター鮫島(ビッグ村上)。
データの全くない相手と、龍也はどのように闘うのか。
そして闘いの最中、天馬のとった裏切りの真意とは。
第六章
脚本:八津弘幸 演出:六車俊治
竹中刑事(中野英雄)は、かつて息子を自殺で亡くしていた。
実はDHに巻き込まれて殺されたのでは?という噂があることを知る龍也(斎藤工)。
一方、竹中は、戸田(虎牙光揮)を殺したことで、龍也がDHに巻き込まれているのではと睨みをきかせていた。
竹中は龍也をサウナに誘い、戸田殺しを見逃す代わりに、DHのことを全部教えろと取引を持ちかけるが、龍也はしらをきる。
竹中のDH撲滅に対する執念、刑事生命をかけた竹中の戦いは果たして…。
第五章
脚本:谷村典子 演出:村松弘之
冴子(西原亜希)の森田(青山草太)に対する真剣な想いを聞いた龍也に、次回DH戦の意外な相手が告げられる。
龍也にとっては今一番戦いたくない男だった。
龍也はDH戦を棄権したいと星野(魔裟斗)に申し出るが、星野は「戦っても地獄、戦わなくても地獄だな」と言葉を残し去っていく。さらに相手が神室町で多発していた連続通り魔事件に関係していることも知り…。
そんな中、冴子が配達中、突然姿を消した。
姉の安否を心配する龍也のもとに、対戦相手からの電話がかかる。
「DHに出て来い。待ってるぞ」。たった一人の家族・冴子を守る為、地獄のような一戦が幕を開ける。
第四章
脚本:谷村典子 演出:村松弘之
戸田(虎牙光揮)の情報を得るため、龍也(斎藤工)、天馬(石田卓也)、春斗(石黒英雄)は由理香(渡辺奈緒子)の情報を頼りに、とあるキャバ嬢のアパートを訪ね、そこで捜査中の竹中(中野英雄)に出くわす。どうやら、そのキャバ嬢は何らかの事件に巻き込まれたらしい。
竹中から慌てて逃げる龍也たちが逃げ込んだ先は、翔太(蕨野友也)がリーダーとして率いる、神室町に幅を利かすチーム・ディアブロの溜まり場だった。
やがて龍也たちが追っていたキャバ嬢事件が、最近神室町で多発している連続通り魔事件であったことも判明して…。
一方、龍也の前に森田堅剛(青山草太)という男が現れる。
森田は姉・冴子(西原亜希)の店を手伝い、なんだか妙に雰囲気のいい二人に、龍也は戸惑う。
第三章
脚本:八津弘幸 演出:六車俊治
龍也(斎藤工)、天馬(石田卓也)、春斗(石黒英雄)がゲームセンターで遊んでいると、次回DH対戦相手である日向(尚玄)を発見する。日向は龍也にとって因縁あさからぬ相手だった。
龍也は戸田殺しの件を、日向に問いただすが、「DHで俺に勝ったら、教えてやる」と挑発される。
日向のことが気になる龍也は、泰山(岩城滉一)に、日向について尋ねる。
そんな龍也に泰山は「DHで勝ちたかったら、敵を知りすぎるな」と忠告する。
突如、龍也の前に現れた二岡組組長・二岡(波岡一喜)は、龍也を病院へ連れて行き、病気の妹を看病する日向を見せつける。日向は妹の莫大な手術費稼ぎの為にDHで戦っている。
だから日向に勝たせてやってはくれないかと龍也に願い出るが…。
一方、マッサージ院を解雇され、自暴自棄になっている沙紀(波瑠)に、人を傷つけ、皆に恐がられて何が楽しいのかと罵倒される龍也。
日向の背景を知り、次回の試合に動揺を隠せない今の龍也にとって、沙紀の言葉は心に刺さる。
しかし、龍也は戦わなければならない。
星野(魔裟斗)から戦いのアドバイスをもらい、龍也VS日向の、お互いに絶対に負けられない試合が幕を開ける。
第二章
脚本:八津弘幸 演出:六車俊治
龍也(斎藤工)は戸田殺害現場を訪れ、事件の手がかりを探っているうちに、知り合いの刑事の竹中(中野英雄)に捕まってしまう。事情聴取を受けるも、一貫と容疑を否認する龍也。
姉の冴子(西原亜希)が迎えに来て、釈放される。
事件の日、現場から逃げ出した際、腕に“梵字のタトゥー”が入った妙な男とすれ違ったと龍也に告げる春斗(石黒英雄)。龍也、天馬(石田卓也)、春斗は、天馬の行きつけのクラブ『JEWEL』のNO.1ホステスの由理香(渡辺奈緒子)の元を訪れ、梵字のタトゥーの入った男の情報を集める。
一方、九鬼(永澤俊矢)の娘である工藤沙紀(波瑠)は、勤務するマッサージ店で、ヤクザの娘という理由で従業員と馴染めずにいた。妬けになった沙紀と偶然出くわす龍也。暴力の世界が大嫌いな沙紀は、九鬼のこと、そしてDHファイターの龍也のことも最低と罵る。そんな時、春斗から、梵字の男を見つけたと電話が入る…。
第一章
脚本:八津弘幸 演出:六車俊治
かつてはキレたら手がつけられない若者だったが、今はもめごとを避けている右京龍也(斎藤工)。
ある日、彼のもとに後輩の春斗(石黒英雄)が飛び込んできた。
親友の天馬(石田卓也)が、ヤクザの上納金強奪に失敗、事務所に捕らえられているというのだ。
事務所に踏み込んだ龍也と春斗は、九鬼組のヤクザに襲われた天馬を見つける。
因縁をつけてくるヤクザ達。
やむなく乱闘となり、二人を先に逃がした龍也は、若頭の戸田(虎牙光揮)と一騎打ち。
拳銃を突きつけられ、戸田に殴られた龍也はその場で意識を失ってしまう。
ところが、目を覚ました龍也の前には、血まみれの戸田が倒れていて…。
逃げる龍也だが、九鬼組組長・九鬼(永澤俊矢)に、戸田殺しを警察にばらされたくなかったら、街の地下施設に存在する賭博格闘技場「ドラゴンヒート(=DH)」で戦えと強請られる。
龍也に見せられたのは、自分が戸田を撃ち殺す、監視カメラの映像だった・・・。
俺はやってない!こうして、自分の“無実の証明”の為に、事件の謎を追いながら、龍也のDHファイターとしての生活が始まる。